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第17回トゥレブル・クレフ演奏会 [★トレ・クレ★演奏会]

第17回トゥレブル・クレフ演奏会 名古屋公演
2006年12月1日(金) 
午後6時30分開演 
熱田文化小劇場(名古屋・熱田)

■プログラム
1 波を渡るパオラの聖フランシス    リスト
 飯塚 尚(ピアノ)

2 きらきら星変奏曲    モーツァルト
 平手 佑季(ピアノ)

3 なぐさめ メンデルスゾーン
 ロマンス チャイコフスキー
 ワルツ - スケルツォ    チャイコフスキー
 萩澤麻美子(ピアノ)

4 バラード     リード
 清水公明(アルトサックス)
 飯塚 尚(ピアノ)

5 ねむの木の子守歌 美智子皇后/作詞
 「ヘンゼルとグレーテル」より 夕べの祈り    フンパーディンク
 私を泣かせてください    ヘンデル
 本島洋子(ソプラノ)
 福山 孝(ピアノ)

6 ルーマニア民族舞曲   バルトーク
  1.棒踊り
  2.飾り帯をつけて踊る
  3.足踏み踊り
  4.ブチュムの踊り
  5.ルーマニア風ポルカ
  6.急速な踊り
  ノクターン(叙情小曲集Op.54より)    グリーク
  プレリュード(ピアノのためにより)    ドビュッシー
 葛巻理沙(ピアノ)

7 蚤のワルツ    ランゲ
 美しきロスマリン ク   ライスラー
 福山カレン(1st ピアノ)
 福山 孝 (2nd ピアノ)

8 幻想ポロネーズ    ショパン
 福山 孝(ピアノ)
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□演奏会レポート
12月1日、★トゥレブル・クレフ★の演奏会が
熱田文化小劇場において開催されました。
★まっと★は午前中はお仕事がちょうど休講でした。
朝からピアノに向かい、
★まっとらんど★の掲示板やメールの返信を
済ませました。
午後、飯塚君が自宅に迎えに来てくれました。
飯塚君がサックスの清水さんと一緒に来てくれたので、
3人で熱田のパスタをランチにいただきました。
当日の調律はいつもどおり宮北のてっちゃんです。
てっちゃんは午後1時には調律に入ってくれていました。われわれがホールに到着したのは3時前で、
あと少しで調律も終わるといった感じでした。
もうすでに萩澤さんも到着されていたので、
調律がアップしてから順番にリハーサルに入りました。
洋子ママも電車の時刻どおりに会場に到着され、
今回は長野からの参加がお二人で、
岐阜がお二人、
そして名古屋からのメンバー構成でした。
宮北てっちゃん・・・体調が今ひとつとのことで、
今回の調律では無理をして出てきてくれました。
しかし、熱もあるとのことで、
本番終了までいつもは付き合っていただくのですが、
今回は早めにあがって、
お医者様に診ていただくようにしてもらいました。
でも、ピアノの音色は大変輝いていました。

午後6時の開場予定でしたが、
お客様も少々早めに到着されていたようなので、
15分ほど早めに開場しました。
定刻に幕を開け★まっと★のMCでお客様にご挨拶。

最初は飯塚君。
飯塚君のリスト・・・
彼もこの一年本当に多忙極まりない日々を
送っている中、
よく譜面を読みきったと思える演奏でした。
演奏会前に彼自身も出張が続き、
なかなかレッスンの時間も取れなかったのですが、
、リハーサルでの若干のアドバイスをしました。
しっかり把握してくれたようでとてもうれしく思いました。男性らしい深みのある音色を聞かせてくれました。
多忙のため若干体重を落としていた飯塚君、
健康には気をつけてほしいと思っています。

続いては、今回初参加の平手さん。
今年の名古屋ピアノコンクール終了後から
★まっと★のお弟子さんとして
レッスンに来てくれています。
コンクールでも演奏した楽曲を今回の演奏会で
披露してくれたのですが、
名古屋ピアノコンクールの
入賞者によるコンサートのときとは
まったく違った仕上がりの「きらきら星変奏曲」でした。
一週間前のレッスンで弾き慣れの所為か、
リズムのずれなどが生じてしまったので
非常に心配していたのですが、
レッスン時に稽古の方法などの指導をしました。
この一週間本当に良い練習を続けたのでしょう。
リズムも正確に、テンポも上がり
とても成長が見られる演奏でした。

続いては萩澤さんの登場です。
彼女も名古屋ピアノコンクールのあと、
レッスンに来てくださっています。
今回の楽曲を選ばれて、
各レッスンごとにとても素晴らしく成長をされました。
メンデルスゾーンの短い楽曲から
プログラムは展開され、チャイコフスキーへ。
ワルツ-スケルツォでは
最後のレッスンで非常にテンポが上がりすぎ、
鍵盤の奥深くまでタッチが行き届かない部分が
見られたので、テンポに音を合わせるのではなく、
音の素材を生かしてテンポを決定するように
お話しました。
ラストコーダの部分では
大きなコードの連続があるのですが、
音量調節や、広いコードを性格にひとつずつつかみ、
美しい音色でエンディングを迎えられた萩澤さんは
素敵な笑顔で舞台すそに戻っていらっしゃいました。

前半最後はサックスの清水さん。
清水さんも初めての★トゥレブル・クレフ★参加でした。飯塚君のピアノ伴奏で
バラードを素敵に演奏してくださいました。
リハーサルでは少々サックスとピアノの音の高さに
微妙な差を感じましたが、
本番ではとても美しく
サックスの音色が会場に響き渡りました。
洋子ママと同じく長野から参加の清水さん。
素敵な演奏を本当に有難うございました。
楽屋でのお話も楽しく
★トゥレブル・クレフ★の新しいメンバーとして、
これからも是非、ご参加ください。
また、★トゥレブル・クレフ★長野公演も、
また実現したいですね。
o(*'▽'*)/☆゚'・:*☆
素敵な音楽を本当に有難う。

ここで10分ほどの休憩をいただきました。
後半トップバッターはわれらが洋子ママ。
今回はクリーム色に
大きなお花をあしらったドレスの洋子ママ。
★まっと★と合わせる時間もあまりなかったため、
★まっと★自身、とても緊張していたのですが、
洋子ママがとにかく気持ちよく歌っていただければと、
それだけを考えて伴奏をさせていただきました。
洋子ママの歌声は★トゥレブル・クレフ★演奏会の
回数を重ねるごとにとても張りがあり
美しく響いています。

美智子皇后が秋篠宮伝家がお生まれになったときに
発表され、山本直純氏の奥様であられる山本正美氏が
曲をつけられた「ねむの木の子守唄」では、
リハーサルのときから、どうしても★まっと★が一箇所
音を間違えてしまうところがあり、
そこを気をつけて本番でも演奏していたのですが、
やっぱり間違えてしまいました・・。
大きなミスではないのですが、
若干、ママが歌いにくいのでは・・と、
悔やまれてなりません。ゴメンナサイ・・・。
楽曲はオペラ、ヘンゼルとグレーテルより
「夕べの祈り」へと進みます。
この楽曲は長野でも一度洋子ママと
アンコールで演奏しています。
洋子ママの美しいソプラノの声がトップノートまで
しっかり出ていたのが印象的です。
プログラム最後は某酒造メーカーのCMでも流れる
「私を泣かせてください」という楽曲。
この楽曲もおぺらのありあですが、
魔術師にとらわれた女性が恋人を思い、
切なく嘆くアリアです。
「涙のながれるままに」という邦題もあります。
語りの部分は省略し、ピアノの前奏から始まり
ソプラノが入ってくるという形で仕上げました。
切々と歌い上げる洋子ママの声に、
ステージ上の★まっと★もとても感動しました。

続いては葛巻さんのピアノです。
バルトークのルーマニア舞曲は
民族性のある音使いの中に個性を織り込む難しさが
あるのですが、呼吸や間の取り方など、
いろいろと自分で試行錯誤しながら
作品と向き合っていた葛巻さん。
ステージでは良い形で
表現できたのではないでしょうか。
さらに、続くグリークでは切ないノクターンが
高音の美しいトリルとともに表現され、
バルトークの力強さの印象から比べると
とてもまろやかで比較演奏の真髄を感じました。
また、終曲に選んだプレリュードでは
本番前のレッスンよりもテンポをかなり上げて
仕上げていました。
しかしながら、崩れることもなく最後までその緊張を
維持できたことは素晴らしいことだと思います。
これからがとても楽しみです。

演奏会も終盤を迎えます。
★カレン★は本番当日、ごご4時過ぎまで
学校での仕事があり、ホールに到着したのは
開場数分前という状態。
当日出勤したのはちょっと距離のあるところだったので
朝も6時には家を出ていた★カレン★です。
当然、ホールにたどり着いた時の★カレン★は
疲労困憊状態のはずですが、
まったくそういう表情をせず、
元気に楽屋に入ってきてくれました。
前半は舞台袖で、ほかの出演者の演奏を
聴いていたっ★カレン★。
休憩に入り、衣装を身に着けました。
衣装をまとうと、そこにはピアニストとしての
★カレン★の顔がうかがえました。
真っ黒の衣装で背筋を伸ばす★カレン★。
とても美しかったです。

今回のプログラムは秋のシリーズで
演奏をしてきた「蚤のワルツ」と「ロスマリン」
★カレン★は当日のピアノを触らずに
ぶっつけ本番ですから、最初の音を出した瞬間に
自分のイメージとは異なった音が鳴り、
かなり緊張感が走ったようです。
しかしながらそのような表情はひとつもせずに
淡々と演奏する★カレン★。
プロらしい笑顔とともに二曲を弾きあげました。
★まっと★との連弾でしたが、
余裕の演奏といった感じでした。

最後は★まっと★の幻想ポロネーズ。
決してベストの演奏ではなかったと思うのですが、
リハーサルでは驚くほど、暗譜がぶっ飛んでしまい
かなりあせっていた★まっと★です。
午前中の稽古では非常に良い感じでもあったので
ある意味、安心していたのですが、
それがいけなかったのか、リハーサルでは
かなり凹んでしまいました。
しかしながら本番の板にあがると
それが良い緊張感に変わったのでしょう。
出足のコードとアルペジョからかなり良い感じで
楽曲に入り込むことができました。
その後、暗譜の不安な箇所を通過するたびに
なんとなくテンポが上がってしまったように思います。
こういうことはしっかり覚えているものなんですねぇ。
とにかく、きつい本番であったのは事実ですが、
何とか最後まで楽曲を弾き通すことができました。

こうして、2006年の★トゥレブル・クレフ★演奏会も
すべて終了しました。
これからも★トゥレブル・クレフ★を
よろしくお願いいたします。
いろいろなクラシック音楽を、皆様のお近くに
感じていただけたらとてもうれしく思います。

そして、演奏者の皆さん、本当にお疲れ様でした。
2007年もがんばりましょう!
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