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愛知東邦大学TMCC名東コミュニティー・カレッジ [演奏会記録]

愛知東邦大学 後期TMCC東邦学園 名東コミュニティー・カレッジ
   ~クラシックピアノ 知る楽しみ・聴く楽しみ~ 講師:福山 孝
教養講座 第1回 ~バッハ、モーツァルト、ショパンの名曲を聴きながら~
   2007年10月13日(土)午後13時30分~15時

Toho Meito Community College
+++Enjoy Piano+++by Takashi Matthew Fukuyama
Lecture1 : 13th Oct. 2007 at 1:30PM Aichi Toho University

◇演奏曲目◇
主よ人の望みの喜びよ 平均率よりプレリュード、二世のインベンションより(バッハ)
きらきら星変奏曲、ソナタハ長調(モーツァルト)
月光ソナタ第1楽章、エリーゼのために(ベートーヴェン)

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今回の社会人講座では音楽の歴史に関するおしゃべりと演奏を交えながら、クラシック音楽を身近に感じていただこうという企画でした。

今回の講座では音楽が生命の誕生とともに心臓の鼓動とともに「音」が生まれ、呼吸とともに「拍子」が生まれ、言葉とともに「音程」が生まれ、音楽の誕生と結びついたお話から、グレゴリオ聖歌、ルネッサンス、バロックの音楽を経て古典派までの音楽をご紹介させていただきました。
ピアノという楽器の誕生、そして世界のピアノメーカー。それぞれの楽曲に関するエピソードを含め、いろいろな話題とともに受講者のみなさんと楽しい時間を過ごさせていただきました。

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当初の予定では全二回の講座のうち、第一回目ではロマン派の作曲家までをご紹介する予定でしたが、資料作りなどをしているうちに、とてもロマン派までは到達できないことがわかりました。それで、ロマン派は次回の講座に回し、古典派までの音楽を重点的にご紹介させていただいたわけです。

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J.Sバッハの時代に到達するまでは音楽というものが信仰と非常に強いつながりを持ち、楽譜に鍵盤、そしてピアノという楽器が存在していなかっただけに、演奏よりもおしゃべりが中心となってしまいました。
それだけに受講者の方たちに楽しんでいただけるお話を。。。。と、少々苦しみましたが、音楽の歴史の原点を省略して話を展開することだけは避けたかったので、おしゃべりの時間も長くなってしまいました。

しかし、バッハの時代以降はいろいろな楽曲を皆様に聴いていただきながら講座を展開し、自分自身も楽しむことができました。
ただ、前半、若干名のお子様が受講者の中に混ざっていらっしゃったのですが、ちょっとお話が難しかったかもしれません。

一応、音楽の歴史と作曲家年表の資料を事前に作成して配布させていただいたので、年代的に音楽の進展を把握していただけたのではないでしょうか。

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バッハの「主よ人の望みの喜びよ」からスタートした演奏。何気に調子が出ず、ひたすら丁寧に演奏することを心がけました。演奏が進むにつれて調子も上向きになってきたのですが、基本的に自分自身が苦手とするモーツァルトまでの時代の楽曲はかなり緊張してしまいました。モーツァルトの演奏からは受講者の皆さんもまた自分自身もかなりリラックスして、時間の経過はとても早く感じられました。

今回の講座では★Matt-B-rand★の目覚まし時計を持ち込み、時間の配分にはとても気を使いました。
演奏会とはことなり、90分の中にお話したいこと、演奏したい楽曲を入れ込まなくてはなりません。
ピアノの譜面台に時計を置き、時間を見ながらお話と演奏を展開しました。

講座終了後、数名の方が話しかけてくださり、楽しんでくださった様子だったのでとてもうれしく思いました。
第二回目は大好きなロマン派のお話から展開します。ゲストピアニストも同行しての講座となります。

クラシックピアノ音楽の復興を願っている自分ですが、このような形での草の根的な音楽活動の必要性をひしひしと感じました。

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