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2013年・★カレン★の帰省 [『ぶん★文★ぶん』]

 だんだんと自分たちの両親も加齢を続け、自分の父もそれなりに日bの生活の中で加齢に伴う老化を魅せつつけられつつ生活している。今のところ母が元気に父の介護(?)をしてくれているので隣同士に住む親子であるわれわれは平和な日々を暮らしている。もしも、母に何かがあったとしたら・・・自分と★カレン★では父の世話をすべてすることはほぼ不可能といえるだろう。日々、母に感謝している。
 
 自分の父親がこのような状態にあれば、当然のことながら、若干若いとは言うものの、★カレン★の両親も同じことが言えるはず。若い頃、われわれ夫婦は念に二回ほど帰省をしていた。あの頃は若いからこそ「帰りたい。」という気持ちがあったし、自分自身も英国で楽しみたいという気持ちもあった。しかしながら、現在は生活することが精一杯で、年に二回の渡英は経済的にも時間的にも仕事との兼ね合いでかなり無理が生じる。

 ふと、姉夫婦のことを考える。姉夫婦は若い頃、ほとんどといってよいほど規制をしていない。しかしながら、数年に一度両親を海外旅行に招待して楽しい時間をすごしていたように記憶が残る。しかし、この数年、姉は頻繁に名古屋に戻ってくる。非常にありがたい。母も喜ぶし、父は・・・すぐに姉が帰省していたことを忘れてしまうが一緒にいる時間は楽しんでいるようだ。姉の帰省を間近に見ていると、なかなか★カレン★を返してあげられないことに申し訳なさを感じてしまう。ここ数年、自分はほとんど英国に帰っていなかった。昨年のクリスマス、6年ぶりくらいに★カレン★と一緒に帰省した。それまでの期間、★カレン★を一人で夏とクリスマスに帰すようには努力したものの、やはり夏休みに二週間ほど帰省させてあげることがやっとだった。★カレン★自身の仕事の兼ね合いもある。しかしながら、それよりも親はいつまでも健在でいてくれるわけではない。できる限り★カレン★と両親の時間を作ってあげなければと心では思うが、実際の生活の現場ではなかなかそうはうまくいかないものだ。

 姉のように、この年齢になって頻繁に変えtt来るのもひとつの生き方かもしれない。しかしながら、英国の両親と過ごした若い頃のホリデーは忘れられない素敵な思い出になっている。今、英国に帰省してもほとんど両親とともに家の中で過ごすしかないのだ。義父はほとんど車椅子、そして出かけることは非常に少ない。勿論夜の外出など考えられない。英国の両親もまた、日本の両親と同じように義母が元気なので不憫に思うことがある。義母も外出、そして浪費(?)が趣味名人だけに、家の中でくすぶっていることは多分とてつもなくストレスだろう。★カレン★が帰省している間だけは一人で買い物や外出を楽しむ時間もできる。そのためにでも★カレン★はやはり時々英国に帰省することが必要・・・とも考えられる。

 日本では姉も義兄もっ両親が九州に旅に出かけるとき、北海道からわざわざ九州まで足を運んでくれたり一緒に時間をすごし思い出を作ってくれている。・・・勿論、父の記憶にどれだけ残っているかは定かではないが・・・・。それもひとつの親孝行の手段であるし、われわれ子供としての自己満足の部分もあるだろう。

 姉たちのように日本の両親と一緒に時間をすごしてあげられないし、英国の両親に対してはほとんど★カレン★に任せっぱなしな部分も否めない。仕事に明け暮れているわけでもないが、実際に生活となると日々の暮らしの中でやはり二週間ほどのホリデーを簡単に取ることは日本社会の中ではかなり困難だと思われる。

 若いところは今よりももっともっと自由な仕事バランスだったように思う。しかしながら、この年齢に達し社会との関わりが深くなればなるほど、長期の休暇はとりにくいものだ。姉夫婦たちのように今の時代に両親との時間を大切にすることもひとつの生き方かもしれない。しかし、われわれは若い頃、年齢相応以上に英国にの帰省したいたことをこれからも思い続けたい。あのころの帰省では、両親を毎晩のように連れ出し、正装で食事に出かけたり、カジュアルにパブをはしごしたり、ヨークシャー中をドライブしたり本当に楽しいことを毎日したものだった。今となっては義父の健康状態からすればすべて不可能なこと。あれはあれでよかった。

 義兄は立派に会社を経営し、今だからこそこうして夫婦で名古屋にも帰省してくれる。ありがたい。そのことに関して一時はコンプレックスのようなものを感じたこともある。しかしながら姉夫婦はできることを地道にやってくれている。われわれは楽しいことを先に手に入れてしまっただけなのかもしれない。英国に帰省し、英国の両親とああだった、こうだったと思い出話・・・それはリビングのソファーに座りながらもできること。そんな時間をもっともっと作れるように日々精進しなくては・・・・。

今回★カレン★はかなりつらい思いをして日本に帰ってきたことだろう。義父の体調はけっして芳しいとはいえない。そんな中「Good bye」を言わなくてはならないのはつらいことだ。今年の夏はなんとしても★カレン★を英国に帰省させたいと考えていた。6月中に日程を決め、7月21日の飛行機の予約をした。予約した二日後のことだった。★カレン★の妹より電話がはいり義父が体調を崩し救急車で病院に運ばれ、急遽入院ということになった。その場で★カレン★に帰るかとたずねたら、折角飛行機を予約したので、もう少し様子を見るといった。自分の心の中ではもし間に合わなかったら・・と不安がよぎった。しかし、義父のせいに対する執着心と★カレン★が帰省するということを待ちわびる気持ちが彼の健康を支えたのではないだろうか。日々回復していった父は一週間ほどで退院することができた。英国ではベッド数も少ないので入院日数は非常に短い。看護師が来宅し自宅看護のケースが多いのも事実だ。そして、★カレン★が日本を出発する日を何とか迎えることができた。★カレン★が英国に到着してまもなく再び義父は体調を崩したらしい。口数が少なくなり、食欲も無く朝からぐったりとした様子だったそうだ。★カレン★はかなり心配したらしい・。しかしながら午後より少しずつ回復し歩行などにはまだまだむずかしさがのこるものの徐々に話すこともできるようになったという。こうして二週間の滞在。★カレン★もかなり疲労があったと思う。もし必要なら、帰国便のチケットを無駄にしても英国滞在を伸ばしても大丈夫だと★カレン★には伝えたが、★カレン★は今回、予定通りに日本に戻るといった。★カレン★もまた強い女性だと思う。そして、★カレン★は昨日無事に日本に帰ってきた。

 あと、何回英国の両親と顔をあわせることができるかわからないが、できる限り★カレン★を帰省させてあげることが28年間一緒に日本で生活している自分の義務なのではないだろうか。そんなことを強く思わずにはいられない。

今年の暮れ・・・・再び★カレン★と一緒に英国に帰省できればよいのだが・・・・。
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