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ピアノソナタ in F by モーツァルト [YouTube 動画]


第1楽章

モーツァルトの作品は自分が30代後半になってから、
舞台でも演奏するようになりました。

モーツァルトはどんな間違いも許してくれません・・・
演奏家泣かせな作曲家です。。。。
でも、、、自分はコケコケになってしまうときがあります。
……(-。-) ぼしょ・・・・
舞台は一発勝負ですからねぇ・・・・・・


第2楽章


第3楽章

KOZOUさんがアマデウス・モーツァルトについて書いていらっしゃいます。
とても興味深く読ませていただきました。
そして、自分が残してきたコメントをこちらにペッタンしておきます。

=============

モーツァルトの作品について演奏家としてお話させてください。
まずピアノ曲・・・近代ピアノという楽器は『ピアノフォルテ』というのが正式名称で、、モーツァルトの時代は『フォルテピアノ』という楽器がメインでした。今の楽器のように音の伸びがなく。非常に淡々とした音色だったようです。実際に今でも残っている学期はありますし、それを演奏して録音している演奏かも居ます。
しかしながら、当時の楽器でモーツァルトの流れるようなメロディーを表現することはとてつもなく難しかったと思います。
かといって、現代ピアノ、即ち、『ピアノフォルテ』でもってモーツァルトの作品を演奏するというのは簡単化というと、いや、そういうことはありません。
自分は若い頃、モーツァルトのシンプルながらも美しい作品がなんとも退屈で演奏する機会をあまり持ちませんでした。練習のための作品としては大学でも勉強しましたし、勿論大学院でもモーツァルトは大切な課題です。しかしながらどうしても退屈。。。という気持ちから抜け出すことができなかったんですね。音の数が非常に少ないので、その少ない音だけでメロディーラインを表現し、個性を生かしながら、自分のスタイルのモーツァルトを演奏するというのは面倒・・・。
逆にリストやラフマニノフのようにめまぐるしいほどの指の動きと共に重厚な音色を奏でていると・・ちょっと音をはずそうが、間違えてしまったとしても、あまり不自然もないし、聞いている皆さんにはきっとわからないだろう・・という、意味のない安心感・・。
そして、派手やかな楽曲がとても楽しく感じられた若い時代でした。
しかしながら、年齢と共に、モーツァルトを弾けるかも・・って思えるようになるんですね。
それは自分の『音』に自信を持った証なのかもしれません。自分が実際にステージでモーツァルトをコンスタントに演奏し始めたのは2000年になる直前だったと思います。
30代後半にはモーツァルトを弾いてもいいかなって思っていたのですが、、どうしてもステージで演奏する勇気がありませんでした。
そして、モーツァルトに真剣に取り組みステージに上げたのは2000年を過ぎてからですね。
楽しい・・・コロコロと動き回る高音の旋律。それを自分なりに操れる楽しさは本当に素晴らしいものです。テクニック的には勿論とてつもなく難しいものではありません。しかしながら自分の納得のいくコロコロした音の遊戯を表現するには練習ではなく、研究が必要なんです。研究に研究を重ね、自分なりのモーツァルトを仕上げていく。そしてお客様に聴いていただく。これは演奏家としてはとてつもない喜びとなります。ですので、現在は時々、モーツァルトも自分のプログラムに組むことがありますね。
さて、声楽に関して言いますと・・モーツァルトは有名なオペラをいくつか書いていますが、アリアは非常に高度なテクニックを必要とします。音程が安定していないととてもモーツァルトのメロディーを歌うことは出来ません。『魔笛』などもそうですが、ソプラノやテノールの発声から音程の正確さなど要求される部分があまりにも多いのです。
モーツァルトを美しく歌えるオペラ歌手。。。素晴らしい歌手だと思います。
オーケストラ・・・実際に、編成としてはかなりこじんまりしたもので交響曲でも演奏することが可能なモーツァルトの作品ですが、楽器が少ない分、それぞれのパートの責任は重く、繊細でなくてはなりません。近現代の作品に比べると沈んでいる音(鳴ってはいるのだけれども、なくてもごまかせる音・・とでもいいましょうか・・)が少ないので、全ての音がフォルテであっても、ピアノであっても音量の大小に関わらず、コンダクターの指示に従う必要があります。
コンダクターが下手っぴぃ~だとぐちゃぐちゃになってしまうのがモーツァルトの作品の特徴ではないでしょうか。
即ち・・・結論から言うと、ごまかしが聞かない・・というのがモーツァルトの作品なんです。
しかしながら、自分はかなり色艶のあるモーツァルトになりがちなのですが、時代の流れと共に、『こうあるべき!』というモーツァルト作品の奏法というものも限定はされなくなってきたのが昨今のようです。
ただ、自由すぎてモーツァルトの作品を汚してしまうような演奏だけは避けたいのですが・・(自分は怪我している気はないのですが、、やはりロマン派色の強い演奏であるのは事実です。)

音楽の父はJ.S.バッハ・・・と、だれもが言いますが、(自分は聖歌だと思っていますが・・)、関係者の中には音楽の父=モーツァルトとキッパリ言い放つ人も居ます。

音楽って。。。基本的に好みの問題ですから・・なんともいえませんが、素敵なモーツァルトの演奏はやはり癒されますよね。
彼が天才であったのは事実なのでしょう・・・
だって・・植物だってモーツァルトを利かせるとよく育つって言いますものね。
.:♪*:・'(*⌒―⌒*)))ニコッ♪
長くなりました。。。。ごめんなさい。


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コメント 4

KOZOU

★まっと★さん、本当にありがとうございましたm(__)m
怖いもの知らずというか(^_^;)
私の場合映像がおおきなムードメーカーになり、ことのほか音楽にも感動して(^_^;)

難しいというのが少しわかったような気がします。

ほんとに一発勝負ですね。
それだけに緊張もやはりでしょうね。
by KOZOU (2009-04-07 21:18) 

★まっと★

KOZOUさん(●⌒∇⌒●)
モーツァルトにhあいつも泣かされますよ。。
ははは。。。
.:♪*:・'(*⌒―⌒*)))ニコッ♪
by ★まっと★ (2009-04-08 06:09) 

ちゃーちゃん

お早うございます。
朝から個人で★まっと★さんのリサイタルが聴けるなんてブログをやっていて良かった・・・と思っています。幸せです(^_-)-☆
小論文も私なりに勉強に成りました。








素敵な時間を有り難うございました。
by ちゃーちゃん (2009-04-08 08:53) 

★まっと★

ちゃーちゃん(●⌒∇⌒●)
あらら・・・全楽章お聴きいただきましたかぁ・・
ありがとう♪(#^ー゚)vございます。
モーツァルト。。。難しいです。
by ★まっと★ (2009-04-08 09:12) 

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