こころのふるさと

雨降って地固まる。
（ことわざ）

困難な目にあったり失敗したりしても、
その試練に耐えて経験を積むことによって、
それまでよりかえってよくなる。
悪い状況に遭遇したと思うより、
ステップアップのチャンスと考えよう。
類句－「雨の後は上天気」

こころのふるさと

生きてくってことは冗談ごとじゃあねえからな。
山本周五郎

人生は生易しいものではない。
冗談や一時の感情で行動していては、うまくは進まない。
真面目に生きてこそ人生を全うできるのだ。

こころのふるさと

　いやなことは、その日のうちに忘れろ。自分でどうにもならんのにクヨクヨするのは阿呆だ。
（田中角栄）

自分でどうしようもないことには、労力を使わない。
いやなことにくよくよしている間に、いいことが通り過ぎてしまう。
前進あるのみだ。

こころのふるさと

己に勝つを賢とし、己が心に負けて悩むを愚とす。
（鈴木正三）

自分の心に負けてくよくよしていては何も始まらない。
自分の心に勝ってこそ、物事の困難を乗り越えていけるのだから、
自分の弱い心に挑んでいこう。

こころのふるさと

考えるより当たれ、体当たりによって生きたアイデアが生まれる。
（土光敏夫）

じっと座って考えていてもよいアイデアは生まれない。
潜在能力は物事に触発されて呼び起こされるものだ。
常に行動あるのみ。

こころのふるさと

下らなく過ごしても一生、苦しんで過ごしても一生だ。苦しんで生き生きと暮らすべきだ。
（志賀直哉）

無為に日々を過ごしても、
苦しんでばかりでも人生もったいない。
苦しみがあつても、それを乗り越えようと
前向きに生きることだ。生き生きと生きれば楽しい。

こころのふるさと

生死などは何でもない、つまらない事柄なのだ。ただ生きて行く態度が重要なのだ。　　　　　　　　　　　　　　　　（稲垣足穂）

人間いつかは死ぬのだ。
その死ぬまでの間、どのように生きて行くか、
どのように実行していくかということが肝心なのだ。

こころのふるさと

たつた一人しかない自分を、たつた一度しかない一生を。
（山本有三）

自分はこの世でたった一人しかいない、人生だって一度しかない。
苦難はいっぱいあるかもしれないけれど、頑張って乗り越え、
自分の一生を大切に生きていこう。

こころのふるさと

人間というものは、
生きているということに多少の意義がないと、
生きていけないものですよ。　　　　　　　　　　　　　　　　
井上靖

人は生き甲斐を見つけようと努力している。
挫折も絶望もあるけれど、必死に底からはい上がろうとする。
そういうときこそ生きる意義を見つけられるのでは。

こころのふるさと

現実に触れよとは切実な経験をせよということである。
（安部能成）

人間は苦労してこそものの本質が分かる。
単に他人事として見ているだけでは何も分からない。
自分から苦労を背負うぐらいの意気込みが必要。